お金をかけずに健康になりたければ野草を食え!美味しい野草食のすすめ

つくし
春から初夏にかけての楽しみに、野草の採集があります。
休みの日はちょっと足を伸ばして「青物狩り(野草採集)」に出かけてみてはいかがでしょうか?食材のお土産付きでゼロ円で遊べますよ。
雑草と言われる野草も用い方によっては、野菜代わりにも薬代わりにもなります。
道端や里山に生えている植物は食べられるものが多く、アクを上手に処理すると季節感がある美味しいおかずになります。
また、お薬効果のある野草を体調に合わせて食べることで、体調を整えることも可能です。
もともと、漢方の生薬の多くは道端に生えている雑草です。
この有益な雑草を上手に用いない手はありませんね。
自然の恵みを少し分けてもらい、ゼロ円で健康になりましょう。
採集する際にはペットの糞尿がかかっていないこと、農薬がかかっていないこと、排気ガスがかかっていないことなどを注意しましょう。
他人の土地を荒らすようなことはもちろんNGですが、少し足をのばせば道端や草むらにも栄養価の高い野草が生息しています。
休みの日にハイキングがてらに野草を採集しに出かけませんか?

代表的な野草の生薬を取り入れてゼロ円で健康アップ

薬膳や漢方として長い間民間療法に使われ、誰もが知っている野草をまずは採集して、少しずつ体に合うかどうかを試してみましょう。
どんなに体によいと言われる野草も、多食すると毒になります。
さじ加減をするのは、自分自身です。

・身近で古くから知られている野草

ヨモギ、タンポポ、ドクダミ、桑の実や葉、ユキノシタ、ビワの葉、柿の葉、ツクシ、スギナ、オオバコ、シソ、ウド、山椒、フキ、ワラビ、ゼンマイ、野イチゴ、シバグリ、アケビ、クルミ、ムカゴ、タラの芽、コゴミ、ワサビなどの中で名前と形態が一致しているもののみ採集して食材や薬として利用しましょう。

・土手食いについて

昔は土手にツクシやタンポポ、ノビルなどが生えるころには味噌をもって歩き、それらの野草を食べて楽しんだそうです。
さすがに現在では衛生上そういうわけにはいきませんが、まずは大人が食べることができる野草を知っておくことは大切です。

地震などの災害で野菜が手に入らない場合、野草でビタミン類を摂取して体調を整えることができます。
サバイバルせざるを得ないときのために、大人が子どもに食べられる野草を教えておくことも必要です。
近年、NPO活動などで野外活動のひとつとして、食べられる野草を探検する「野草ハイク」もおこなわれているようです。

おすすめの「美味しく健康になれる野草」リスト

ここでは、比較的簡単に見つけることができ、調理しやすく美味しく薬効も期待できる「美味しく健康になれる野草」をピックアップしてみました。
野草を見つける時の参考にしてみてくださいね!

アザミ

とがった葉を持ち、紫色の花をつけるアザミは、茎の部分をさっとゆでて、フキの皮をむくように薄皮を向いてキンピラ風にゴマ油でいため顆粒だし、みりん、しょう油で味付けします。
アクがないので手軽に利用でき、デトックス効果があります。

イタドリ

イタドリは皮をむいてザク切りにして、サッとゆで冷水にとります。
水を切り塩をまんべんなくふって、空洞の部分にも塩が行き渡るようにして一晩おきます。
次の日に水洗いして塩を落とし、さらに真水につけて半日ほどおき、キンピラや煮物にします。
イタドリの名前は「いたみをとる」ことからきたと言われ、葉に止血作用があり、昔は野山で転んですり傷をしたときに、葉をもんで傷の手当てをしたそうです。

ウド

ウドは、皮をむいて酢水に2~3時間さらしてアクを抜きます。
水気をふき取り、薄く切り酢味噌で和えます。
ウドには体を温める効果があり、肩こりや関節痛を和らげる働きがあります。

おおばこ

おおばこの柔らかい葉はきれいに洗って水気を取り、天ぷらにしたり、おひたしにして食べます。アクが少ないため下処理なしで食べることができます。
利尿作用や整腸作用があるとともに、生活習慣病の予防にもなると言われています。

柿の葉

柿の葉を洗って水分を取り、ザルなどに入れて乾燥させ柿の葉茶にします。
パリパリに乾いてから、手でざっくりちぎり、フライパンで煎ると香ばしい柿の葉茶ができます。ビタミンCが豊富なので、美肌効果が期待できます。 

桑の葉・桑の実

桑の葉は、漢方ではソウヨウと呼ばれ、葉を天日で乾燥させ煎じて、お茶代わりとして古くから飲まれてきました。
身体にこもった熱を取り去り、むくみや喉の腫れなどに効きます。
桑の実は、マルベリーと呼ばれ、生食やジャムなどで食べます。
視力の低下や目の老化などに効果があります。

くずの花

くずの花がつき始めた先を摘んで、天ぷらにしたり花の部分を和えものにします。
生活習慣病の予防効果があると言われています。

こごみ

クサソテツが正式な名前です。わらびやぜんまいと同じシダの仲間ですが、アクがなく食べやすいのが特徴です。
塩ゆでして水にさらし、ゴマや味噌、マヨネーズなどで和えて食べます。
ベーターカロテンが豊富で、皮膚や粘膜を清浄に保つ働きがあります。

山椒の葉と実

木の芽は4~5月に青山椒は6月に取れます。
木の芽は吸い物や木の芽和えなどに、実は塩で煮て冷凍保存しておくと青魚を煮るときの風味づけに最適です。消化不良やむくみの改善効果があります。

ササの葉(クマザサ)

ササの葉には抗菌効果があるので、昔から笹寿司やちまきなどに用いられてきました。
ササの葉茶の作り方は、採集してきたクマザサの葉をキレイに洗い水気をとり、生葉をそのままフライパンで炒って急須に入れてお湯を注ぎます。
保存する場合は天日でよく乾かして、そのつど炒って用います。
血行をよくし、生活習慣病を予防する効果があります。

桜の花の塩漬け

桜の花の塩漬けに最も適しているのは、花びらの数が多い八重桜です。
満開になる前のまだ開ききっていないものを洗って水けを取り、桜の花をボウルにいれて塩をまぶして一晩おきます。
翌日軽く重しをしてもう一日おき、花びらを傷つけないように密閉容器に入れ、白梅酢をまわしかけて2日ほどおきます。
最後に花びらを絞り、バットに塩を入れた中に花を入れて塩をまぶし、清潔な密閉容器で保存します。常温で1年は日持ちします。
桜の花には美肌効果があると言われています。

ぜんまい

ぜんまいはアクが強いので、沸騰したお湯の中に重曹を加えて、さっとゆがきます。
そのまま1日おいて水気を取ってから、天日で乾燥させて保存します。
干しぜんまいにはカリウムが多く含まれ、血圧を安定させる働きをします。

タラの芽

若芽を沸騰させたお湯に塩を加えて2~3分ゆでてしばらく水にさらし、水気を取ってゴマや味噌、ポン酢などで和えて食べます。
タラの芽には、冬の間にたまった老廃物やむくみを取る作用があると言われてています。

タンポポ

たんぽぽはアクが強いので、沸騰したお湯に重曹を少し入れてゆで、しばらく冷水にさらしてからバター炒めやゴマ和えなどにします。
身体にたまった余分な水分の代謝を促します。

ツユクサ

青い花をつけるツユクサはアクが少ないので、普通の野菜のようにきれいに洗ってゆで、水にしばらくつけておき、しぼっておひたしにしたり、和え物にします。
ツユクサには身体のむくみを取る働きがあります。

つくし

袴を取り除き沸騰したお湯で5分ほどゆで、水にしばらくつけてアクを抜き卵とじや佃煮などにします。利尿作用とともに、むくみの解消効果もあります。

どくだみ(十薬)

ドクダミは十の毒を体から出す薬として、昔から乾燥させてお茶として用いられてきました。
若葉は天ぷらにして食べると、ニオイを気にせずに食べることができます。
どくだみには、血圧を下げる働きや血液をサラサラにする作用があります。
しかし、どくだみ茶は普段から肉食系の人には効果がありますが、菜食の人は貧血の原因になってしまうことがあります。
体質によっては、どくだみ単独のお茶でなく、ハトムギなどとブレンドして飲むのがよいでしょう。

陳皮(みかんの皮)

みかんの皮も捨てないで干してお茶にして飲むと、風邪予防や咳や痰の改善効果が得られます。
また、布袋などに入れてお風呂に浮かべると、血行が良くなり肩こりや腰痛の改善にもなります。

なずな

なずなは春の七草のひとつです。熱湯でゆで、水に10分くらいさらしておひたしやおかゆ、みそ汁などに用います。
春に乱れがちな肝機能を正常化し胃腸の働きを高める働きがあります。

ビワの葉

完熟したビワ葉は水洗いして水気を切り、乾燥させます。
乾燥させたものを煎じてお茶にして飲むと、肺にこもった熱を取り除き、肺機能を高めてくてます。

アケビ

新芽は乾燥させてお茶にして飲むと神経痛や関節痛に効き、利尿作用があります。
アケビの実を食べた後の皮は、みじん切りにしてゴマ油で炒めて味噌と砂糖を加えて炒め煮にします。

赤松の新芽

ホワイトリカーに漬けて3週間後から1日に盃に1杯くらい飲むと、高血圧や心筋梗塞などの予防と改善効果があります。

カラシナ

川沿いの土手などに群生している西洋カラシナは、油いためやおひたしとして菜の花と同じように食べられます。ビタミンCがたっぷり含まれています。

サルトリイバラ

秋に赤い実をつけるサルトリイバラはサンキライともいい、柏餅の柏の葉の代わりに使うことがあります。新芽をてんぷらにして食べます。

スイカズラ

スイカズラは金銀花ともよばれ、中国では夏バテ予防に花や葉を乾燥させて、お茶として飲まれています。
このお茶は、身体にこもった余分な熱を取り去り、風邪の初期やのどの腫れや痛み、皮膚のトラブルにも効果があります。
5月頃ハイキングなどの途中で甘い香りがしたら、スイカズラのことが多いようです。
最初白い花が、だんだん黄色になっていくことから、金銀花の名前が付いたと言われています。

スベリヒユ

沖縄ではニンブトゥカー、山形ではヒョウと呼ばれ、炒め物にして食べられています。
雑草として嫌われ者のスベリヒユですが、漢方では体の熱を冷まして解毒作用がある生薬として、古くから 葉や茎、根などを乾燥させて煎じて飲まれてきました。
また、この液を皮膚にできた湿疹などに塗ると、皮膚トラブルを解消することができます。

スギナ

花粉症やアトピー性皮膚炎にも効くと言われるスギナは、若芽を天ぷらにしたり、佃煮にして食べることができます。
スギナの新芽の佃煮の作り方は、柔らかな新芽を摘んでサッとゆでて水にさらし、水分を取りゴマ油でいため、出汁醤油で味付けします。
マグネシウムやカルシウムが多いので乾燥させてお茶にするとよいでしょう。

セリ

湿地で見かけるセリは春に七草のひとつとして知られていますが、ビタミンC、カロテン、鉄なども含まれ、ストレスの解消効果と肩こりや目まいの改善にも効くと言われています。

ノビル

土手などで見かけるノビルは根がエシャロットのようです。
天ぷらや酢味噌をつけて食べます。

ハコベ

サッとゆでて水にさらし、水気を取ってゴマや味噌などで和えて食べます。
炎症を抑える効果があるので、歯周病の予防と改善なります。

ヒルガオ

ヒルガオは、道端や草むらに生えているピンクの可憐な花です。
花をさっとゆでて酢の物やあえ物に、生のままサラダのアクセントに用います。
また、全草を乾燥させ、煎じて飲むと滋養強壮、疲労回復効果があると言われています。

ふき

ほろ苦さが特徴のふきは、日本原産の山菜で古くから食べられてきました。
カリウムやカルシウムが含まれ、咳や痰、むくみを解消し血行をよくする働きがあります。
里山などを歩いていると採集できる野ブキは、佃煮風に煮つけておくと日持ちがします。
新鮮で細いものは皮をむかずそのままゆでて1日水にさらし、水気を切り、しょうゆと酒、水をヒタヒタに加えてコトコトと煮ます。
フキの葉も同じようにコトコト煮て煮詰まったら炒り煮をして水気を飛ばします。

ふきのとう

ほろ苦いふきのとうも、ふきと同様にむくみや便秘を解消する働きがあります。
ふき味噌を作っておくと、ご飯のおともによく合います。
作り方は洗って水けを取り、粗みじんに切り、ゴマ油で焦がさないように炒り煮し、味噌と砂糖少々を加えて仕上げます。

フジ

若芽を摘んで熱湯でさっとゆで水気をとってから、乾燥させてお茶にします。
朝の目覚めが悪かったり、プチうつ状態の時に飲むとスッキリします。

みつば

みつばは特有のさわやかな香りがあり、お吸い物や茶わん蒸しなどに用いられます。
ハイキングなどで水辺の湿気た場所で見かけることがあります。
ベータカロテンやビタミンCが豊富に含まれており、ストレスによるイライラやのどの詰まり、肩こり、肌荒れに効きます。

むかご

むかごは山芋の葉のつけ根にボコボコとできる粒状の小さな芋です。
このむかごが地面に落ちて大きくなります。
塩ゆでにして食べるとホクホクした食感が楽しめます。
ごはんと一緒に炊いてもバター炒めにしても美味しくいただけ、滋養強壮効果や老化防止効果があると言われています。

やまいも

疲労回復や滋養強壮効果のある山芋は、もともとは山に自生していたものを掘って、その土地の人が食べていました。
ツルの下を掘れば採集できますが、他人の土地を掘りおこすことはできないので、山芋に限ってはゼロ円で採集することはできません。
しかしアンチエイジングの特効薬とも言われているので食べたい食材です。

ユキノシタ

山間部の渓流のもとで見かけるユキノシタは、葉の裏側に衣をつけ、天ぷらにして食べたり、ゆでて水にさらしたものをゴマ和えなどにして食べます。
葉を乾燥させて煎じて飲むとデトックス効果があると言われています。

野草を食材その他に利用するときの注意点

・体質は人それぞれ違うので、野草の持つ効果が誰にでも当てはまるわけではありません。
そのため、試すときは少量ずつ食べたり、お茶にして飲むときはブレンドして少しずつ飲むようにしましょう。

・食材として用いる場合は、採集に際して自信がある植物だけを選ぶことが大事です。
似通った植物が猛毒を含む場合もあるため、自己判断は危険です。

・野草を美味しく食べるためにはアク抜きが必要です。
アクのないものは普通の野菜のように調理して食べることができますが、アクの強いものは重曹などでアク抜きをしてから調理しましょう。

・野山を荒らしたりマナー違反をしないようにするとともに、マムシやハチなどにも注意意する必要があります。
全ては自己責任のもとで採集し、食材として用いる覚悟が必要です。

まとめ

野草は生薬、自然の恵みです
私たちがスーパーなどで買って食べている野菜のほとんどが、農薬を使って生産されています。
土壌も昔と違ってミネラル分が少なくなってきています。
野草は農薬などで汚染されていないものを採集すると人の手が関わっていない分、生命力が強く、ビタミン類やミネラルを多く含んでいます。
また、野草は完全無農薬野菜です。
動物の糞尿に汚染されてない野草を、朝露の降りた早朝に摘むと、どんな高級野菜よりも元気パワーをもらえます。
身近な食べられる野草が分かるようになると、散歩が楽しくなります。
思いもかけなかった野草に出会うと心が弾み、採集して食べると食費の節約になるだけでなく体調を整えることができます。
日本人の多くが、ミネラル不足と言われますが天然の野草はミネラルをたくさん含んでいます。
暮らしの中に少しずつ野草を取り入れてみませんか?

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年収200万円。でもステキな生活を楽しもうと考えている紳士。音楽と甘味がこの上なく好きです。

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