温泉につかって医療費控除をもらおう!クアハウス利用のすすめ

クアハウスとはドイツ語で「療養の家」という意味ですが、昔の湯治のように温泉を利用して医療効果を得る目的で作られた、厚生労働省認定の施設です。
日本クアハウス協会に加入している施設なら、利用料金が格安で利用できます。
その上、生活習慣病や肩や腰などを患っている人は、各クアハウス提携の病院に行って診察を受け、「温泉療養指示書」をもらってクアハウスに通うと、確定申告で医療費控除の対象になる場合もあります。

1、クアハウスとは

医療控除の対象にもなるクアハウスは、温泉に入るだけでなくスポーツ施設が併設されている多目的保養施設です。
クアハウスは「温泉利用型健康増進施設」と呼ばれ、厚生省から指定のマークが交付されています。
専門家の指導のもとにそれぞれの人に適したメニューでトレーニングがおこなわれます。
公営のクアハウスなら、500円前後で利用することができます。

例えば長野県上田市にある厚生労働大臣認定の温泉利用型健康増進施設「クアハウスかけゆ」は、鹿教湯三才山リハビリテーションセンター、リサーチパーククリニックと提携しており、専門的な運動医療を受けることができます。

・温泉療養指示書とは、医師が温泉治療が患者にとって効果的だということを証明する書類です。この温泉療養指示書を温泉療養の指導者に提示し、指示書に基づいたトレーニングの指導を受けます。
利用した際、領収書と温泉療養証明書を発行してもらい、保管しておくと確定申告の時に医療費控除の対象となります。
疾病の内容は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、身体中のあらゆる部位の痛みなどです。

このようなタイプのクアハウスを現在住んでいる所の近くから探すと、比較的安価で病気の治療をしながら温泉も楽しめます。

・温泉サミットでもクアハウスが話題に

2017年5月、全国温泉サミットが昨年に続き開催されましたが、温泉の多様な利用をすすめる方法のひとつとして、クアハウスの推進も取り上げられています。
高齢化社会においてクアハウスは医療費を抑制する効果があるようで、国も本格的にとりくもうとしています。

2、クアハウスの利用にあたって

公的なクアハウスを家の近くで探して定期的に通うことは、気分転換にもなり持病の改善にもなるので、多少の利用料がかかっても、長い目で見れば安くつきます。
年齢とともに腰痛、肩こり、肥満などに悩まされますが、個別プログラムをトレーナーに作成してもらい指導を受けて、多くの方が体質改善されているようです。
クアハウスの立地によって、館内だけでのトレーニングや入浴に限らず、屋外でのウォーキングやスポーツも取り入れている施設もあります。
クアハウスを利用する際は、たいてい地元の医療機関との提携しているので、万が一の事故対応に備えて、保険証を持っておくと安心です。

また、スポーツや入浴をする場合、極度の睡眠不足や仕事などによる疲れやストレスなどがあるときは、運動や入浴が逆効果になることもあるので、体調によって利用するかしないかを決め、安全に気をつけることが大事です。

ジムなどで、トレーナーについてもらうと、月々の会費に加え出費も増えますが、公的なところを利用すれば、ずいぶん安くトレーニングすることができます。
クアハウスが近くにないときは公民館などで尋ねると、生涯学習に熱心にとり組んでいる自治体では、高齢者はプールや公民館でのストレッチやヨガなどが無料で受講できるところもあります。
公的な運動施設や入浴施設を探して日常生活に取り入れると、お金をあまりかけずに健康を手に入れることができます。

3、全国の主なクアハウスについて

北海道東北地方
・クアハウス碁点(山形県)
・ホテルリステル猪苗代(福島県)
・いわきゆったり館(福島県)

関東地方
・クアハウスブラングエール那須(栃木県)
・ゆけむりまごころの湯一心館(栃木県)
・お宿の湯クアハウス(千葉県)
・平和島温泉クアハウス(東京都)

北陸、中部、関西地方
・クアハウス九谷(石川県)
・クアハウス長島(三重県)
・クアハウス岩滝(京都府)
・神戸クアハウス(兵庫県)
・クアハウス白浜(和歌山県)
・クアハウス白浜(和歌山県)
・クアハウス熊野本宮(和歌山県)

甲信越、伊豆地方
・クアハウスたいない(新潟県)
・クアハウス津南(新潟県)
・クアハウス佐久(長野県)
・クアハウスかけゆ(長野県)
・クアハウス石和(山梨県)
・クアハウス石橋旅館(静岡県)

山陰、山陽、四国、九州地方
・クアタラソさぬき(香川県)
・湯都ピア浜脇(大分県)

リーズナブルな価格で宿泊でき、家族で楽しめるのでクアハウスを利用しての旅行も多いようです。
口コミによると、評判はさまざまで、「普通のリゾートホテル並みで価格は半分、満足度100%」といった意見から、「安かろう悪かろうだった」など全部のクアハウスが100%良いとは言い切れないようです。
健康目的で定期的に通う場合ならともかく、家族旅行などで利用する場合は、事前にインターネットや雑誌で調べておくようにしましょう。

4、日本一の長寿県長野はクアハウス利用を進めているって本当?

長野県は男女とも平均寿命が1位です。
長野県の長寿が話題になっていますが、メディアで注目され出したのはここ5~6年です。
元々は辛いものを好んで食べており、高血圧から脳卒中を起こす人も多かったのですが、
県を上げての生活習慣病予防の取り組みをした結果と言われています。

実は長野県は病院の数が少なく、県民の医療費も少ないのが特徴です。
なるべく医療に頼らないで、食習慣や運動習慣を見直して自分の体は自分で守ろうという考え方が県民に浸透したことから、クアハウスも積極的に利用されているようです。

長寿の原因がクアハウスの利用者が多いからとは言い切れませんが、県民全体が積極的に健康対策をしているようです。
また、長野県看護大学では20年近く、65歳以上の高齢者を対象に水中運動プロジェクトを推進しています。
やはり、温泉や水中歩行などが多少なりとも長寿と関係がありそうです。

公共のプールなら300円~400円程度で利用できます。フィットネスルームも併設されている所も多いので、各自治体に問い合わせてみましょう。

・スーパー銭湯などの利用について

仕事や家事などで忙しい世代は、定期的に公共のクアハウスやプールの利用が難しい人も多いと思いますが、たまにはスーパー銭湯などでおもいきり汗を流すと、血液の循環がよくなりストレスが解消されます。
スーパー銭湯では29日が風呂の日とか、毎週金曜日は花金デーなど様々なサービスデーがあり500円くらいで入浴できます。

スーパー銭湯にサウナはつきものですが、入り過ぎると体調を崩す恐れがあります。
ガマン大会のように熱いサウナに入っても、ストレスが解消されるわけではありません。
温度が幾分低いサウナの一番下の段に座るか、スチームサウナを利用しましょう。
また、脱水状態にならないように、水分補給をマメにおこなうことも大事です。
体の疲れやストレスを解消するため、熱いサウナの後に冷たい水風呂に入ると確かに自律神経が整うようですが、持病のある人はお医者様に相談してから入るようにしましょう。

まとめ

PPKとはピンピンコロリ、NNKとはネンネンコロリという意味です。
高齢になると体のあちらこちらに不調が出てきますが、できれば長い間寝込まずに最期を迎えたいと誰もが思います。
医療費がどんどん増える中、老人医療費を減らすためには高齢者は自分の健康は自分で守るといった意識を持ち続けることが大事なようです。
公的なクアハウスやプールを利用すれば、リーズナブルに健康を維持することができます。
また、40代から急にメタボ人口が増えると言います。
働き盛りの お父さんやお母さんも安い公共の施設を上手に利用して、健康を維持しましょう。

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年収200万円。でもステキな生活を楽しもうと考えている紳士。音楽と甘味がこの上なく好きです。

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